静岡県沼津市にある放課後等デイサービスカララ(kalala)です

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Nounsをカードゲームにしてみた話

「Nounsをテーマにカードゲームを作ってみたい」

そんなふと思いついたところから、このプロジェクトは始まりました。

私自身、カードゲームやボードゲームなどのアナログゲームがもともと大好きで、気軽に持ち運べて、いろんな人と遊べるところに魅力を感じていました。さらに、放課後等デイサービスで子どもたちと関わる中で、カードを切ったり、袋に入れたりする作業が、子どもたちと一緒に取り組める活動になるかもしれないという発想も重なり、制作をスタートすることにしました。

そんな中、以前から関わっていたNounsというWeb3プロジェクトの仕組みをゲームにできないかと考えるようになりました。

Nounsって?

Nouns(ナウンズ)は、1日1体、ドット絵のキャラクター「Noun」がNFTとして発行されるプロジェクトです。

このNFTを持っている人は、コミュニティに向けて「Nounsを広めるための提案(プロポーザル)」を出すことができ、提案が採択されると活動資金を得られる仕組みがあります。

たとえば「子ども向けのNounsアニメを作りたい」「Tシャツを作って配りたい」といった提案が、コミュニティの投票によって支援される。そんな「提案→審査→実行」の流れを、DAO(分散型自治組織)として実現している点が非常にユニークで、面白いと感じていました。

Nounsの提案文化を、遊びに変える

この提案の仕組みをカードゲームとして表現できたら、きっと面白い体験になる。

そう考え、まずはカードの効果や構成を考え始めました。自分で考えたものをベースにしつつ、ChatGPTにも相談してアイディアを出してもらいながら、カードの効果や能力の調整、カードの追加や削除など、何度も試作と修正を繰り返しています。

テストプレイは、職場の職員さんたち、ボードゲーム仲間、そして新しい取り組みに関心を持ってくれた人たちと一緒に行っていて、遊んでもらう中で見えてくる改善点もたくさんあります。まだ完成には至っていませんが、バランスを整えながら、より良い形に近づけている実感があります。

ブロックチェーンに「刻む」という遊び心

ゲーム中には、カードを場に出すアクションがあります。僕はこの行為を「ブロックチェーンに刻む」と呼ぶことにしました。

なぜなら、ブロックチェーンという技術は「改ざんできず」「誰でも記録を見ることができる」という特性を持っていて、それがまさにゲームにおける「場」にそっくりだと思ったからです。

「このカードはここに出されて、もう誰にも隠せない」
それはまさに、「刻まれる」という感覚。

NFTや仮想通貨に詳しくない人でも、「刻むって何?」「ブロックチェーンって?」と興味を持ってくれるきっかけになれば嬉しいです。

なぜ今、書くのか

こうして記事にまとめようと思ったのは、まだ完成していないこのゲーム制作のプロセスを、あえて公開しておきたかったからです。

自分自身の思考を整理する意味もありますし、試作段階からの記録を残しておくことで、あとから振り返ったり、同じように何かを作りたいと思っている人の参考になったりしたらいいなと思っています。

これからの展望

このカードゲームは、今後Nounsの提案制度(Prop Houseなど)を通して、制作費の支援を得たいと考えています。そして、もっと多くの人に「提案文化」や「DAOの楽しさ」を感じてもらえるようなツールに育てていきたいです。

テストプレイはまだまだ続きますが――

興味のある方、遊んでみたい方、コラボしてみたい方、そして――一緒にオリジナルゲームを作ってみたい方!
お気軽にお声がけください。
思いを共有できる仲間と、新しいアイデアを形にしていけたらと思っています。