静岡県沼津市にある放課後等デイサービスカララ(kalala)です

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イラストレーター「おすいち」さん&「しばこ」さんご来訪~福祉×Web3が切り拓く新しい可能性~

合同会社アンドエス代表で、放課後等デイサービス カララ、カララ寿町2事業所運営している安藤です。

【Xアカウント:https://x.com/_pistation】
【HPリンク:https://andsllc.com/kalala/】

はじめに

2024年10月30日、放課後等デイサービス カララに特別なゲストをお迎えしました。イラストレーターの「おすいち」さんと「しばこ」さんです。お二人は、子ども食堂や児童施設でのお絵描き教室開催や絵本寄贈など、子どもたちへの支援活動を継続的に行っていらっしゃいます。昨年の沼津訪問の際には、その活動が静岡新聞で紹介され、地域社会からも大きな関心が寄せられました。そして今回、再び私たちの地域を訪れてくださることになりました。

おすいちさん
しばこさん

福祉とWeb3:新しい可能性を求めて

福祉事業には構造的な課題があります。現状の制度では、収入を増やすためには利用者数を増やし、事業所を増やすことが主な選択肢となります。しかし、これは必ずしも理想的な形ではありません。職員がどんなに献身的に働き、サービスの質を高めても、それが直接的な収入増加につながりにくい仕組みになっているのです。

私たちは、施設の質を維持・向上させながら、持続可能な運営を実現するため、新しい収入源の可能性を模索しています。その取り組みの一つとして、NFTなどのWeb3技術に着目しています。これは単なる収益確保の手段ではなく、福祉のあり方自体を更新していく可能性を秘めていると考えています。

アートとWeb3で実現する社会貢献

「おすいち」さんと「しばこ」さんは、NFTアートの制作・販売を通じて独自の活動を展開されています。NFTをクラウドファンディングとして活用し、その収益を子どもたちへの支援活動に充てています。従来の寄付や支援の形とは異なり、クリエイターとしての表現活動と社会貢献活動を組み合わせた新しいモデルを実践されています。この取り組みは、クリエイターによる持続可能な社会貢献の可能性を示す、先進的な事例となっています。

継続的な関わりの大切さ

昨年の訪問では、お二人が制作した絵本を子どもたちにプレゼントしてくださり、その様子は静岡新聞でも取り上げられました。一過性のイベントではなく、継続的に地域の子どもたちと関わりを持ち続けてくださるお二人の姿勢は、私たちの活動の励みとなっています。

クリプトニンジャの浴衣で笑顔があふれる

当日、「おすいち」さんと「しばこ」さんは複数の放課後等デイサービスを巡回されました。各施設に届けられた特製の浴衣には、クリプトニンジャの使い魔であるオロチ(蛇)とマカミ(狼)のイラストが描かれており、子どもたちは大興奮の様子でした。まだ子どもたちが来所する前の事業所では浴衣のお披露目のみでしたが、子どもたちがいる施設では実際に着用体験もでき、浴衣を身にまとった子どもたちの嬉しそうな笑顔が場を一層華やかに彩りました。

画像

心温まるお絵描き教室

最後の訪問先となった私たちの施設では、浴衣のプレゼントに加えて、お絵描き教室を開催していただきました。子どもたちはクリプトニンジャのキャラクターを選んで、イラストを見ながら自由に絵を描いたり、塗り絵をしたりして楽しみました。普段から絵を描くことが好きなお子さんはもちろんのこと、普段はあまり絵を描かないお子さんも、この特別な体験にいつも以上に集中して取り組む姿が見られました。「おすいち」さんと「しばこ」さんの優しい声かけのおかげで、子どもたちはリラックスしながらも真剣にアートに向き合うことができました。完成した作品を嬉しそうに見せ合う子どもたちの誇らしげな表情が印象的でした。

新しい福祉の形を目指して

今回のイベントは、Web3クリエイターと福祉の協働がもたらす可能性の一例です。従来の福祉サービスの枠組みだけでは実現が難しい体験や機会を、新しい発想と技術によって生み出していきます。

私たちが目指すのは、経営的な持続可能性と高品質なサービスの両立です。そのためには、既存の制度に依存するだけでなく、新しい取り組みにも積極的にチャレンジしていく必要があります。Web3との関わりは、その挑戦の一つとして、着実に実を結びつつあります。

これからも外部の方々とのコラボレーションを積極的に行い、子どもたちに多様な体験を提供していきたいと考えています。同時に、福祉事業の新しいモデルづくりにも取り組んでいきます。地域とのつながりを深めながら、子どもたちが心から楽しめる場を作り続けること。そしてそれを持続可能な形で実現していくこと。それが私たちの目標です。

「おすいち」さん、「しばこ」さん、素晴らしい機会をありがとうございました。これからも共に福祉の新しい可能性を探求していけることを楽しみにしています。