テストプレイは8割──ボードゲーム制作から支援への学び
テストプレイが8割
ボードゲームを作っていると、よく言われるのが
「テストプレイが8割」 という言葉です。
頭の中では「これで完璧!」と思っても、いざ遊んでみると
- 思ったほど盛り上がらない
- ルールが分かりにくい
- 想定外の動きが出てバランスが崩れる
なんてことが必ず起きます。
だからこそ実際に遊んでみて、振り返って、直して、また試す。
その繰り返しでゲームはどんどん面白くなっていくんです。
人生も同じ「試して直す」の連続
これって、人生にもすごく似ていると思います。
「こうしたい」と思いついて、少し考えて実行してみる。
上手くいけば続けて、上手くいかなければやり方を変えてみる。
完璧な計画を立てようとしても、必ず想定外が起こります。
だから大事なのは、まず小さくやってみて、そこから修正していくこと。
まさに「人生のテストプレイ」みたいなものかもしれません。
支援の仕事でも同じことを感じる
私は放課後等デイサービスという子どもの支援の仕事に関わっています。
もちろんこれは遊びではなく、子どもの生活や成長に直結する大切なことです。
だからこそ責任は重いのですが、やっている流れ自体は似ています。
たとえば、
- 声のかけ方を少し変えてみる
- 活動のタイミングを前後させてみる
- 道具や遊び方を工夫してみる
そんな小さな試行錯誤の積み重ねで、「この子に合っているやり方」が見つかっていきます。
大切なのは「失敗=終わり」じゃないということ
うまくいかないことは、失敗ではなく「次に向けたヒント」。
ボードゲームも人生も、そして日々の支援も、思い通りにいかないからこそ面白く、成長のきっかけになるのだと思います。
ボードゲームを作りながら学んだ「テストプレイの大切さ」。
それは気づけば、人生や仕事にもつながる大切な視点になっていました。