静岡県沼津市にある放課後等デイサービスカララ(kalala)です

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8事業所が集結!「やりたい気持ち」が強い子どもへの支援を考えた事例検討会

6月17日に開催した放課後等デイサービス事例検討会について、レポートをお届けします。

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24名のスタッフが集まった充実の2時間

今回は沼津市周辺の8事業所から計24名のスタッフがZoomで参加し、午前10時から正午まで事例検討会を行いました。普段は各事業所で個別に支援を行っているスタッフ同士がオンラインで集まり、知見を共有する貴重な機会となりました。

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今回のテーマ:「やりたい気持ち」が強い児童への支援

検討したのは、自分のやりたいことを貫き通したいという気持ちが非常に強い児童のケース。

この子どもの特徴:

  • 予定外の声かけや提案に対して拒否的になりやすい
  • 自分で選べる状況ではスムーズに取り組める
  • 「やりたい」という気持ちが人一倍強い

「本人のやりたい気持ちをどう尊重しながら、日々の支援を組み立てていくか?」

この視点で、各事業所のスタッフが活発な意見交換を行いました。

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4つの切り口から支援を検討

参加者をZoom上で4つのブレイクアウトルームに分け、それぞれ異なるアプローチから支援の方向性を検討しました。

Aグループ:行動機能分析からのアプローチ

ABC分析をもとに、「注目されたい」「逃避したい」などの行動の背景に注目。望ましい行動への置き換えを検討しました。

Bグループ:選択と見通しの工夫

タイマーやスケジュールを活用し、「自分で決めたことを実行する」形をつくることで、見通しと納得感を支援に反映させるアイデアを共有。

Cグループ:環境設定による支援

刺激の少ない空間や「落ち着ける場所」の確保など、本人の安心をベースにした環境づくりの工夫を話し合いました。

Dグループ:コミュニケーションツールの活用

視覚支援や気持ちカードを用いたやりとりによって、本人の意志を受け取りやすくするアプローチを提案しました。

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新たな試み:AI活用で議論に集中

今回は実験的に、検討会の様子を録音し、AIで自動文字起こし&要約を行いました。

この取り組みにより:

  • 議事録作成の負担が軽減
  • スタッフ全員が議論に集中できる環境が実現
  • 今後の事例共有や研修への展開もスムーズに

AIを活用することで、より質の高い検討会が可能になることを実感しました。

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夏休みに向けて、支援の幅が広がった

異なる事業所の視点を取り入れることで、支援の幅が確実に広がった今回の検討会。夏休みという長期休暇を控え、それぞれの事業所での支援にすぐに活かせるヒントをたくさん得ることができました。

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横のつながりを大切に

今後もこのような事業所間の横のつながりを大切にしながら、子どもたちにとってより良い環境をつくっていきたいと思います。